「ブルーベリーが目にいい」という話を聞いたことがある人は多いと思いますが、それは本当なのでしょうか?実は、ブルーベリーは眼精疲労をともなう肉体的・精神的疲労や、夜間視力障害・不全、目の機能の向上・維持などに効果が認められています。西欧では、20年以上もまえから目の医薬品として利用されています。
その秘密は、ブルーベリーの紫色を作り出している色素「アントシアニン」にあります。アントシアニンは、網膜にあるロドプシンという色素体の再合成を助ける働きがあります。ロドプシンは視神経の働きを支えているのですが、目を使っていると徐々に分解されてしまいます。普段はすぐに再合成されるものなのですが、目を酷使し続けると再合成がうまくいかなくなり、その結果、目の機能が低下してしまいます。そこで、ロドプシンの再合成を助けてくれるアントシアニンを多く摂ってあげることにより、疲れ目をいやし、目の機能を向上させる効果が期待できます。
さらに、アントシアニンには活性酸素の働きを抑え、血液をきれいにする作用もあり、血液障害系の疾患にも有効的です。 ちなみに、ブルーベリーの他にアントシアニン色素を含む食品には、黒豆やぶどう、赤ワインなどがあります。
出典:セイコー 快適視生活応援団